となりの億万長者―成功を生む7つの法則
- 作者: トマス・J.スタンリー,ウィリアム・D.ダンコ,Thomas J. Stanley,William D. Danko,斎藤聖美
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1997/09
- メディア: 単行本
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「お金持ちの生活ぶり」、「車への考え方(買い方)」、「子どもへの援助について」など、参考になるものばかりです。
この本を読むのは2回目ですが、改めてこの本の素晴らしさを感じました。
この本では、キチンと予算を立て、倹約して生活することの重要性を、しつこいくらい繰り返し書いています。
「金まわりがいい」ことと「金持ち」は違うんだと認識しました。
高収入を得ることと資産を築くことは、攻守ほどの違いがあり、異なるモードで取り組まねばならない行為なのです。
虚栄心に惑わされることなく、安寧な生活を手にすることこそが人間にとっての幸福である、と本書は説いています。
人によっては人生観ががらりと変わってしまうでしょう。
消費によって得られるものに頼らないと、生み出す喜びなどを楽しむ健全な精神に変わっていく気がしています。
この本は、そのきっかけになりえる本だと思います。
テレビなどに出てくる億万長者のイメージは豪邸に住み、高級車に乗り、ブランド品で着飾りなどの物質的に華やかなものです。
私も漠然と金持ちになりたい、そしてそのようなライフスタイルを送りたい。
そしてそれこそが人生の成功であり幸せであるのだと信じていました。
まず、挙げられるのは、親からの金銭援助の是非である。
結論的には、親から援助を受けていない人の方が多くの資産を築いている。
この理由は、1)与えられたお金が貯蓄よりも消費に使われる、2)支援を受ける人ほど親の資産を自分の資産と同一視しがち、3)援助を受けている子供の方が投資をせず、借入金に便りがち、だそうである。
重要なポイントは、「自立した人間になってもらいたいと思うのなら、遺産のことはなるべく口にしない」、「子供に両親が金持ちだと絶対に教えない」ということである。