カンブリア宮殿 村上龍×経済人
- 作者: 村上龍,テレビ東京報道局
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/05/26
- メディア: 単行本
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何億個と同じものができて初めてできたといえる迷っている人の話を聞いている暇がないんですよ。
楽しい話をしたいんで面白いのは、それぞれの対談の感想として著者自身がまとめた2ページ程度の「ひとりごと」同郷の人を賞賛したり、作家と経済人の違いにため息をついたり..経済界とは無縁の-素のままの-「村上龍」を、身近に感じることができるのもこの本の一つの楽しみ方だと思います
TVで見た方が臨場感があって楽しいけれども、こうやって活字でじっくり読んでみると、TV視聴時には多種多様と感じていた成功への階段も、実は共通した一本の同じ階段に見えてくるから不思議。
本巻で心に残った件は、―トヨタ自動車会長―「もうこれでいいとチャレンジしなくなった時、どうなるのか。
その時が怖いなと思います。
今回、過去のゲストの中から経営者に絞り書籍としてまとめている。
この書籍が面白いのは、トヨタ、本田、京セラなど日本を代表する世界的企業のトップから、ミクシー、はてななどIT企業社長まで幅広い企業を網羅していることです。
興味のある分野・会社だけ読んでも面白い。
以前R25にてジャパネット高田社長のコメントが載っていたのがきっかけで、いつか見てみたいなとおもっておりました。
その矢先にこの本がでたこと、映像もいいが、本で読むと自分のペースで読めることがよくてこの本を購入し読みました。
どの項目がよかったかというと○サマンサタバサ○ジャパネット高田です。
でも、現場を重視するとか上の者に能力や責任を求めるとかいう態度はほぼ共通であって、この辺りを改めて確認できて安心できると同時に世の三流のお偉いさんに改めて腹が立ったりもしました。
そして、これらの基本を当たり前のこととした上での会社の理念や実行の仕方などが本書の真骨頂であろう。
それぞれ違って一言ではくくれないんだけど現場を把握していて部下から信用されていないとできないことばかり。
いやー、よその社長は良いこと言うなあ。