プロ直伝 笑いの技術

プロ直伝 笑いの技術

プロ直伝 笑いの技術

人を笑わせることが、なかなかむつかしいのは、ちょっとした話し好きだったらうなずけるところでしょう。
ところが、笑わせるにはどういうアプローチがあるか、という技術論になると本がほとんどありません。
落語でも、その分類は難しく、逆さ落ち、考え落ち、まわり落ち、、、などとありますが、諸説ありますし、コントや漫才はどうなんだろう?というと、なかなか本としてないように思います。
この本はそういう現場での落ちのパターンや、制作過程について書かれていて貴重かつおもしろい本です。


また空気の読み方や、上司や部下の心をつかむ方法なども具体例が挙げられていて楽しい。
具体例は同ジャンルの「ウケる技術」の方が練られているような気がするが、問題集などもあって長く楽しめそう。


それと勉強にもなると思います。


もう少し掘り下げてあればもっと評価できるのですが……。
巻末にセミナーの案内が載っていますが、そのテキストを読んでみたい。


何が正しくて、何が間違っているかが分かりやすく、紹介する形で書かれていますが、おしい。
とても分かりやすいのですが、ひたすらにおしい。
その結末は講師として明かせないとダメだろう、と思う所が多々ありました。
ただ、それ以外は初心者にも分かりやすいように書かれています。