人生を変える80対20の法則

人生を変える80対20の法則

人生を変える80対20の法則

本当にすばらしい一冊でした。
この本の主張を端的に言えば、「自分にとって大事なことに時間や資源を集中させよう・まずその大事なことはなんなのか考えて行動しよう」ということだと思います。
原著の副題のThe secret of achieving more with lessがこの本の内容を端的に示してくれてます。
前半のビジネスに関するところは学生にとっては少し実感がうすかったけど、後半の個人に関する部分は赤ペンなしには読めません笑 逆に前半のビジネスあるいは導入部分のところだけで難しいなと倦厭してしまったり、極端な例を読んで現実味がないと批判したりするのは損な読み方だと思います。




この「80対20の法則」は、アウトプットの80%というのは、インプットの20%の部分によって占められるというのが、その本質です。
そして、成果を生み出す20%の部分に集中し、より大きな成果を目指そうというのが本書の狙いなのです。
ここで大切なのは、まず、その20%部分をきちんと見極めることです。


この実態をふまえて、力加減ができるようになる事も、成功への第一歩。
その事をしっかりと気づかせてくれます。
もちろん学究的に、精緻にすべき事も沢山ある。


ロングテールの法則の本が出てきたことで、改めて読んでみました。
ロングテールの法則が成り立つのはインターネットのようなすべてのものが並び立つ世界の話で、リアルな世界では、やはりこの80対20の法則、・20%の商品で80%の売上げというようなことが現実的な気がします。
古い本ではありますが、錆びれない内容だと思います。