ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙    新潮文庫

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫

無念である。
本当に無念である。
もしも大学1年生の時にこの本に出会っていたならば。
と思わず思ってしまった。


まぁ、説教くさいので苦手な人も多いのかも知れませんが・・・。
個人的にはこの説教くささがたまりませんでした。
そして、一つ一つの言葉がとても丁寧に使われており、愛情を感じました。


人生経験を伝えている本で、含蓄があり、とても良い本です。
語り口がやわらかいです。
また、30通の手紙より構成されているので、一通が短く読みやすい本になっています。


しかし、非常に読んでいてなるほどと思うところが多い。
1つ1つが確かな経営をしていくうえで大切なことばかりだ。
とにかく何度も読み直してほしい。


実際に社長だった人物が、次期社長に向けて自分の会社で働いている息子に宛てた手紙をまとめた本。
私は経営者ですが、経営者の父がいるわけではありません。
ですが、これを読めば父に教えられているような感覚で、いろんなことが見えてくるようになると思います。
色んな場面ごとで手紙が書かれているので、自分の人生でその場面が訪れたときに、その部分だけ読むのも良いと思います。