お金持ちになれる人

お金持ちになれる人 (ちくまプリマー新書)

お金持ちになれる人 (ちくまプリマー新書)

世の中、経済関係の本はたくさんありますが、「じゃあ実際どうしたらいいの?」という本はなかなか見つからない物ですね?さて、この本の著者である邱 永漢さんは失礼ですが、この本を読むまでただの財テクおじさん位にしか思っていませんでした。
が、しかしとんでもない。
財テクおじさんなんて失礼なこと言ってごめんなさいでした。
ちくまプリマー新書自体は小学生から中学生向けに出版されている本なのでうちの息子に、と思い買った本でしたが大人のわたしが勉強になっちゃいました。




この本は一円という小さいところから始まりますので、Qさん初体験者には格好だと思います。
大きな未来のビジネスの話は他の本に山ほど載っていますが、ごくごく身近なところから話をはじめて、段々とスケールを広げていくタイプのものはあまりないからです。
さらに情報が新しいので、初学者には文句なく第一位だと思います。


この手の話はとかく難しい用語や単語が並び、初心者にはわかりづらかったりするものだが、著者は身近な例を挙げながら述べているので、すらすら読める上に読んでいるだけでも特になった気分がする。
文章が上手いなぁとは思っていたけど、本業は直木賞を受賞した作家だったのですね。
作家に経済評論家。


貯金したままにしておくことが、どれだけ知らずに損をしているかお金の価値が変化するということを再確認できました。
お金を寝かせたままにしないで、株で運用する。
あせらず財産として置いておく。
時代の変化に対応できるようにもっと勉強したいと思わされます。