プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか

この本は主に「ドラッカー名著集」からの抜粋によって構成されている。
内容といえば、商品説明に記載されているとおりである。
最近は自己研鑽に関する本が人気を呼んでいるようであるが、もし興味があるのならこの1冊も是非手に取って読んで欲しい。
文体も軽すぎることなく、響いてくる。


ふつうの本では、「○○が必要だ。
だから××しなければならない」と説明するが、この本では、「社会はこのように変わっていている。
その対応として○○が必要だ。


歴史の流れや、社会の変革というマクロな視点から、今、働く人間は、どう自分自身を《マネジメント》して行くべきか、ということを実に的確に描いています。
よくありがちな成功哲学とは、一味違う、ドラッカー流《成功哲学》。
仕事する全ての人にオススメしたい、必読の名著だと思います。


これが本書で最も印象に残った言葉です。
人間は死ぬまで、知を追い求めなければいけないと思いました。
成果をあげることは一つの習慣である。


(本田直之氏のレバレッジリーディング参照)多くの著作において、抜粋集の作成自体すでに有効ですし、また教えを即座に実践に移す事も有効です。
ですがこの本は、1.自分がもっとも大切なものは何か?2.どうやってそれを実現するのか? 3.それを支える個人的資質や哲学は何か?その3つに答える事が求められています。
これに答える事によって初めて価値が跳ね上がる気がしてなりません。
実はずっと前から気付き、部分的に答えを得てきた気がしていた問題でしたが、遂にこの本によって逃げ場なく突きつけられた気がします。